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高速増殖炉もんじゅについて [テクノロジー]

高速増殖炉「もんじゅ」は、

あまりいい話を聞きません。


この高速増殖炉「もんじゅ」について、

簡単にまとめたいと思います。


因みに、自分は、

日本がお金を使うべき点は、

ここではないと思うので、

開発はペンディングにすべき。

と考えています。


高速増殖炉もんじゅとは?


高速増殖炉の原型炉です!

といっても、わかりにくいですよね。

ひとことで言うと、

大規模な実験装置です。

なので一般に電力が配られることは

ありません。


そもそも、高速増殖炉って何だ?

大体、増殖ってなんだよ?と

思ってしまいますよね。


核反応に関する教科書に

詳しく書いてありますが、

読むと、目が回るので、

目が回らない程度に書きたいと思います。


簡単に書きます。

核分裂後の物質に中性子を当てると、

また核分裂反応を起こせる物質に

変わる場合があります。

単なる核反応ですが、これを増殖と呼ぶようです。

この反応は、普通の原子炉内では

とてもゆっくり進みます。

これを効率よく発生させて、

人間が待っていられる時間で、

核燃料を得るモトを作ろうと言うのが

高速増殖です。

因みに、効率の良い条件を

整えるに必要なのが、

漏洩事故で話題になった、

ナトリウムです。

ネタは20年以上前位の教科書ですので、

今はちょっと違うかもしれません。


これは理屈からすれば、

核燃料を消費しても、

取り返せるように見えるので、

ちゃんと研究すれば、

エネルギー問題がクリアできる

のではないかと期待されて

研究されていました。

※様々な技術が必要で使えないとの意見もあります。


高速増殖しながらエネルギーを出す

原子炉ができないかと

期待しながら作った原子炉の

日本での2番めの炉が「もんじゅ」なのです。


まとめ


建築費が1兆円を超える実験炉。

ナトリウムが漏れて、火災が発生する事故が起きたし、

ある装置が炉内に落ちて17.5億円使ったり、

その他諸々の不祥事が続く「もんじゅ」。

開発していた各国は、

割にあわないと

開発をやめています。


ここは開発を断念するのが

良いかもしれません。


少なくとも、再稼働は

今はやめた方がいいのではないかと思いますが、

どうなんでしょうね・・・。


・・・いえ、今やめると、解体費用とか、

その他諸々の経費が出せないから、

とりあえず、存続にしたのかもしれませんね。



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