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q-カーボン~ダイヤより輝く? [サイエンス]

q-カーボン という物質が注目を集めている。

常温常圧でダイヤモンドを作れるかもしれないと
注目されているが、どんなものなのだろうか?


『ノースカロライナ州立大学(NCSU)の研究チームは、固体炭素で出来た全く新たな物質の製造に成功した。この物質は個体炭素としてはこれまであり得ないとされてきた性質を持ち、それを利用すると常温常圧でダイヤモンドを作り出すことが可能だ。』

・・・などと報じられている。

ダイヤモンドといえば、ジュエリーの筆頭ともいえる
物質で、炭素の4重結合をもつ物質だ。

これを生成するには、超高温・超高圧が必要だとされており、
室温・常圧で作ることは不可能とされてきた。

これまで、沢山の方法でダイヤモンドは作られているが、
宝石の1カラットを買うほうが、人造の1カラットを作るより、
安いのが現状だ。

さて、ダイヤといえば、ジュエリーだが、
実は、半導体素材として極めて高性能であることを
ご存じだろうか。

もしも、仮に、ばかりの話となってしまうが、
ダイヤモンドでコンピュータを作ったのならば、
現状の何十倍も速いコンピュータが作れてしまう。

さらに、高い電力にも耐え、電力を制御する
半導体素子としても、
現在開発中のシリコンカーバイドをはるかに超える
性能を出すことができるのだ。

もちろん、実際に電子回路として動作させるためには、
はんだやパッケージを進化させなければ、
ダイヤモンド半導体として、
その性能を発揮させることはできない。

しかしながら、もしも、ダイヤモンド半導体が、
身近なものとなったら、
高速で計算シミュレーションを実行できるようになり、
様々な工学、気象予報、経済的データ処理が、
飛躍的に進化するのは容易に想像ができる。

そいった意味でも、
ダイヤモンドを室温で、加圧することなしに、
製造できる可能性が開かれるよ言うことは、
人間社会にとって、とても有益なことと言えるのだ。

今後の研究には大いに期待したい。

もっとも、ダイヤモンドをジュエリーとして
高く売りさばいている方々には、
大打撃となってしまうだろう。

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