天文衛星「ひとみ」運用断念

天文衛星ってご存知ですか？

天文衛星とは、天体を観測する機材を

宇宙に打ち上げたものなんです。

最近日本が打ち上げた天文衛星が

「ひとみ」です。

その「ひとみ」が故障により、

運用を断念したとのことです。

どんなことが期待されていたのか

天文衛星「ひとみ」は、Ｘ線で天体を観測する

人工衛星でした。

天体ではＸ線はとても高い温度で発生します。

星の最期やブラックホールに吸い込まれるガスなどです。

宇宙の謎の解明の切り札になる情報を

得ることがこの天文衛星「ひとみ」に

かけられた期待でした。

日本はこのＸ線天文学で世界をリード

しているだけに、今回の運用断念は

とても残念ですね。

どうして壊れてしまったのか

打ち上げ後に、機体の姿勢を衛星が誤認、

姿勢制御をするつもりが逆に回転してしまったそうです。

さらに、地上から送ったデータに間違いがあり、

機体がさらに回転、太陽電池パネルが

全部取れてしまったそうです。

電力を失い、大気圏に突入すると言われています。

詳しいレポートは２ヶ月以内にまとめると、

ＪＡＸＡは発表しています。

まとめ

天文衛星「ひとみ」は、実は６台目の機体です。

今回の衛星にはＮＡＳＡと共同開発した

最新鋭の観測機器が載っていました。

世界からも注目された衛星でした。

開発費は３１０億円です。

もったいないことになってしまいましたが、

これに懲りず、また挑戦してほしいものです。