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労働基準監督署に電話相談した知人の話 [誰かのためにできること]

ずいぶん前の事。
某中堅企業で働いていた知人の話。
170時間を超える残業が続き、
しかし評価されず、転職が決まった時の事。

最後に有給休暇消化をしようとしたところ、
「有給休暇は勤める人のためにある。
 辞める者には取らせることはできない」
・・・と、人事部から上から目線で
拒否されたそうだ。
(一見、筋は通っているように聞こえるが・・・。)

しかし彼は、務めてからこれまで、
有給休暇を取ったことがなかったほどの
働き者だった。

最後くらいは、休ませてほしいと懇願したが、
突っぱねられた。
知人はいろいろの人に相談したらしい。

そのうち一人から、労働基準監督署に
相談してはどうかと勧められたのだそうだ。

知人は思い切って労働基準監督署に、
電話をかけた・・・。

労働基準監督署とのやり取り



知人は戸惑いながら労働基準監督署に
電話を掛けた。

知人が言うには、しっかりした感じの男性が
対応してくれたとのこと。

知人は、これまでの経緯を説明し、
最後に自分が使っていない有給休暇のうち、
三分の一にあたる、1か月の有給休暇を消化しようとして
勤め先の人事部に、上記のように断られたと説明した。

労働基準監督署の職員は、電話相談に対して、
こう答えたそうだ。

「有給休暇を取得することは、
労働者の権利です。交渉いたしましょう。
ご安心ください。私どもは労働者の味方です。」

そして次の日、あっさり最後の有給休暇が
認められたそうだ。

この場合、有給休暇を取る権利を侵しているので、
企業側が一発アウトである。


ほかにもあるトラブルの元



そのほか、トラブルのもとはいくつかある。

たとえば、「朝礼の時間は勤務時間と認めない」というのは、
結構名の通った会社でもやっていることのようだ。
職場にいて拘束されているにもかかわらず、
給与が支払わないと言っているのと同じだ。

しかしながら、朝礼は使用人を業務で拘束しているので、
このケースはトラブルになる場合が多い。

残業代を払わない、労働がきつすぎるなど、
わかりやすいブラック企業のほかに、
ちょこちょこと誤魔化すが如く、
賃金を支払わないケースはいくつかある。

素人だから、苦手だからと、
労働基準法の勉強を怠ると、
ちゃっかりした経営者に誤魔化される
可能性は否めない。

身を守るためにも、
労働基準法を少しは勉強したほうがいいかもしれない。

皆さんはどう思われますか?



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